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20週間でイノベーションが起こせる組織開発ガイド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

地域医療構想ガイドラインを踏まえての、これからの(民間)病院経営の7ヶ条とは?

医療法人の組織活性化に効く!

 
[Tue., 15 Sep, 2015] 沼田市に来ています。共感スタイル構築を一緒に開発先である群馬県沼田市の大誠会グループでのお仕事です。もう一人の非常勤の先生が、適当にとったブロックを全て使って、組み上げてくれました(笑。
f:id:shyamamo:20150916083507j:image 
 
さて、今回は全日本病院学会2015に参加して、聴講した中でも非常に有益だった内容がこちら。
 
9/13(日) 14:30-16:00
若手経営者育成事業委員会企画・地域特性や病床特性に応じた病院経営
 〜地域や病院特性から病院の戦略を考える〜
 (座長:高橋泰先生:国際医療福祉大学大学院教授)
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以下、高橋先生のお話(+自身の私案を取り混ぜて)の概要を「地域医療構想ガイドラインを踏まえての、これからの(民間)病院経営の7ヶ条とは?」に取りまとめてみます。
 
1. 地域の特性、方向性に寄り添う
大都市、郊外、過疎地域それぞれで総人口、64歳以下人口、後期高齢者人口の動きが全く異なります。総人口は当然減少ですが、64歳以下人口、ココは治療がメインで治癒後、帰宅していく"トコトン型"医療ですね。この需要がどれくらい減少するか?
 
つまり、"トコトン型"が望まれる高齢者よりも、"ホドホド型"でいいじゃないか、というほ高齢者が今後、ますます増加していくのですが、地域でのご高齢者の増加はいかほどか、ということですね。
 
2. 周辺病院の動きを見る
近年の在宅・介護重点化の流れから、急性期の病院でも回復期リハビリの病棟や、地域包括ケア病棟を設置したり、在宅サービスの充実を図りつつある病院があります。
 
患者さんの動線の変化、そして専門職を中心に職員の確保は、意識的に策を講じておきたいところですね。
 
3. ダウンサイジングでも減収増益
今後、もちろん人口は減少します。
絶対的な収入は減少に転じたとしても、利益をどう確保するか?
診療報酬の動向に敏感に、流れに寄り添う計画を立てていかねばなりません。
 
4. 顧客視点、サービス視点
最近、病院・施設でもチラホラと聞こえてきました「顧客満足」。
世代によって、かなり異なった価値観がありますよね。高橋先生が、とっても分かり易い例をお示しされていたので、まとめてみますと・・・
 
昭和元年生まれ(90歳)は戦争震災で、友人知人が多く亡くなっており「残った自分が生き続けなければ。。。」という思いが強い。
 
昭和12年生まれ(78歳)は、要介護になったら施設に入りたいか、との問いに対して、施設に入ってまで生き続けなくても。。。という感覚。
 
昭和24年生まれ(56歳)に至っては、ビートルズ世代。
個人の好みや自由には、多様性があるのが基本。
 
世代の違いだけでも、これほどの差が出ますから、今後、個別化医療とも言われる時代の「顧客志向」とは、誰に何をどのように提供すれば良いか、よくよく深めておきたいところです。
 
5. 自院の魅力を際立たせる
前回紹介した埼玉県の富家病院の「ナラティブ・ノート」や、本ブログでも度々紹介している研修やトレーニング(医療法人では稀有)の共同開発先である群馬県沼田市の大誠会グループ、など自分たちの色をしっかりと発信していくことが、人口減時代の病院経営における最優先課題でしょう。
 
 
6. 患者よりも職員の確保を!
突然、隣町に800床の大学病院が移転してくることになりました。あなたなら、どうしますか?
患者さんの動きが気になりますが、それ以上に、来てくれるだろうと期待していた専門職の方が、向こうにいってしまうかもしれません。。。さて、どうやって職員さんを確保しますか?
 
7. 行政に食い込む
地域医療構想の検討会議や準備委員会が動いていることと思います。
何とか声をあげて、都道府県の検討会/委員会に入り込み、方向性を主張していくのです。
そして、顔を売ることが重要ですね。
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結論として、病院の場所と人口動態・世代、10年後に向けてのビジョンなどをしっかり勘案した上で、組織運営の青写真を描くことがとても重要なことであると受け止めました。
 
具体的には、病院経営における3つの重要な視点を投げかけられたわけです。
  1. 「魚の眼」で時代や地域の流れを掴む
  2. 経営層が鳥の眼で「組織運営キャンバス」を描く
  3. 現場を担う職員・専門職さんが「虫の眼」になって患者・利用者さんの本当のニーズを拾い上げる

 

鳥の眼になるのは、これで!

www.shinyamamoto.com

 
虫の眼になるのは、これで!
 
このサイクルを、職員一体となって取り組めるか。
実は営利企業でも、しっかり出来ているところがどれくらいあるのか甚だ疑問ではありますが(苦笑)、小規模病院組織のイノベーション経営には欠かせない視点です。
 
まずは、自分たちの周辺人口の動態から、調べてみませんか?
 
 
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そうは言っても、ウチの病院でイノベーションなんて、関係ないよという声が聞こえてます(苦笑)。
 
いえいえ、対話が出来る関係が構築されていれば、可能ですヨ。
 
当方が実際に介入している施設・法人での組織活性化事例を踏まえて、対話できる場作りの方法や、コミュニケーションの実施例をお見せします。
 
また、院内研修や、職員さんとのコーチングでも活用している「レゴ® シリアスプレイ® メソッドを用いた対話術」も体験できますヨ。
 
イノベーション経営に欠かせない「共感」の創り方、語りませんか。
9/17(Thu.) 第2回 @東新宿にて(キャンセル出ました) 

empathyhospital09.peatix.com

 
10/9(Fri.) 第3回 @東新宿にて(募集開始しました)