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20週間でイノベーションが起こせる組織開発ガイド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

強い病院組織を創りたいリーダーは「傾聴」せよ![書評]

医療法人の組織活性化に効く!

 
[Tue, 17 Nov, 2015] 実は週末からオランダ・スイス出張に向かいます。このブログでも度々ご紹介している書籍「START INNOVATION with this visual toolkit」の著者Gijsさんのイノベーション創出メソッド「FORHT」のファシリテーター合宿研修に参加するためです。来年1月早々、当方が理事で参画しているBMIA主催で、日本で合宿研修を実施します(あと1席!)。先行して当方が内容を知り1月の際にGijsさんをサポートするための参加であります。1週間のアムステルダム郊外での研修後、Thinkers50受賞早々のYves Pigneur教授、Alex Osterwalderにお祝いを伝えにローザンヌへ飛びます。彼らにメッセージを伝えたい方、コメント等をくださいね。責任をもって直接伝えますヨ
 
さて、今回は久々の書評です。
 

凡才の集団は孤高の天才に勝る―「グループ・ジーニアス」が生み出すものすごいアイデア

 

本書から医療・介護者に伝えたいメッセージは「医療・介護専門職の集団は最強の組織を創り出せる」
 
少々昔の書籍ですが、山本伸が注力する「より良きチームづくり」に欠かせないエッセンスは、本書からも多数学んでいます。
 
そこで、病院で最強の組織を創り出すために、どうしたら良いかを紐解いてみます。
 
なぜ、医療介護人の集団が最強の組織を創り出せるのか?
その背景にあるのは・・・
 
役職者やヒエラルキー、職種間の見えない序列により、会議の中での発言できる人、出来ない人が別れてしまう会議にお悩みですよね(汗)。
 
そんなアナタにこそ、本書を役立てて頂きたいのです。
 
もし、本書の内容を一言で伝えるとしたら、
「多様で組織横断的なグループによるコラボレーションが、一人の天才を越える」
 
では、具体的にはどうすればよいのでしょう?
 
多職種が集うカンファや会議で、全員が何でも発言できるような雰囲気を創り出すために、特に重要な3つのポイントをお伝えします。
 
1)グループ全員が何でも発言できる
 
本書では、全員が「フロー」に入り一体感を持つことを推奨しています。
そのための条件が、10個あるそうです。
  • 目標を定める
  • 深い傾聴
  • 完全な集中
  • 自主性
  • EGOの融合
  • 全員が平等
  • 適度な親密さ
  • 不断のコミュニケーション
  • 先へ先へと進める
  • 失敗のリスクを許容
 
特に病院組織の多職種協働において重要なことは「傾聴」「リスク許容」にあると考えます。
 
傾聴とは、相手の話をよく聴くこと。
 
話し手にとっては、聴いてもらえる安心感が、聴き手側はコメントや質問をしやすくなる、というように双方に利点があります。
 
特に年長者/先輩/役職者に立つ人は、相手をよくみて、よく聴いてあげましょう。
 
部下や一般職、スタッフ側は心理的に「言えない、言わない」のが常。
 
これでは、何でも言える状態からは程遠いですから...(汗)。
 
もう一つ、「リスク許容」。
 
もちろん臨床現場の業務において許容されないリスクは低減、排除していくのですが、例えば育成や新規事業、協働のプロジェクトなどを「リハーサル」として捉え、リスクを許容することが、何でも発言できる雰囲気を創るための重要な要素です。
 
 
2)組織の壁をぶち壊す
ココが一番難しいと感じる方が多いかもしれません。
 
本書から、病院組織の中の我々が、職種や組織に囚われず創造性を高めるためコツをあげてみます。
 
1. 常に手を広げよ
自分ひとりで考えるよりも、同僚や先輩にアイディアを話し、フィードバックを受けることから新たなヒントに気づくことは少なくないでしょう。常にオープンであれ、ということです。
 
 
2. 組織図を捨てよ
目的=患者、利用者のためであれば組織図に囚われず「今」何が出来るか、という思考を優先することがありますよね。
 
 
3. 最適かを常に見極めよ
上と同様、「患者、利用者にとっては何が最適なのか?」を見極め自分が、周囲がどうすればよいか考えて行動することが重要ですね。
 
 
3)コラボレーション
偉大な発明や勝ち続けるチームなど、創造的と言われる組織を分析していくと「小さく閃く」「チーム同志でひんぱんに対話」「同時並行で発見する」「計画しない」などの特徴がありました。
 
中でも「職能横断的なグループ」や、「顧客と一緒に開発するオープンソース」の事例に明らかなように、多様な背景の人がおおよそ150人集うようなチームが「コラボレーション」で大きな力を発揮するケースが多いのです。
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以上は、より良きチームに「当然」期待されることが多く、特別な手法や思想ではありませんよね。
 
一方で、これらを愚直に実践できることが重要であります。
 
その結果、創造性豊かな「コラボレーション」を実現できる組織が生まれるのです。
 
特に多職種、多様な経験値、多様な専門家の集合体である「病院」は、創造性が高い条件を既に満たしています。
 
さらに上記のポイントが当てはまるようになれば、凄いチカラを発揮し、イノベーションに近づくことは難しいことではないのです。
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そうは言っても、うちの上司の前で言いたいことがあっても、やっぱり言えない!
 
はい、そうおっしゃると思っていました(笑)
 
だから、単なる話し合いではなく「TOOL」を使うのです。
それはTOY、遊び道具であったり、一冊の「本」
難しい論理やテクニックは不要です。
 
当方が実際に介入している施設・法人での組織活性化事例を踏まえて、「対話できる」時間の重要性、「場」作りの方法や、コミュニケーションの実施例をお見せします。
 
イノベーション経営に欠かせない「共感」はどのように生み出すのか?
 
その一つが「読書会」
 
といっても、大学の輪読や研究室での抄録会ではありません。
 
本は読まないで集まるのです。
 
これは超多忙な臨床・介護現場の職員さんに好評!笑
 
その場で本を選び、90分で集まった皆で読み、対話をする会です。
 
ファシリテーターである山本伸が本選びから読書法、そして参加者同志の対話まで、おもしろおかしく(時に無茶振りで)ガイドしていきます。
 
因みに、読書会を進行するファシリテーター側の醍醐味は、自身は読まなくても、参加者から次々とアイディアを頂けること!
 
さらには、終了後に熱い感想をザクザクと頂き、感謝されること!!
 
”Read for Action”を使って、問いに対して、短時間で集中して読むことで、必死に要点を掴もうとして読んでみると、結構内容もポイントを押さえることが出来て驚きだった。
(大学教員、男性、京都府)
 
 
さぁ、あなたもチームの集合知を自然と結集させるガイドになるためのスキルとマインドを、体得しませんか?
自分ばかりが話し続けて疲弊する会議にサヨウナラ・・・
 
自然と皆を巻き込み、120%全員が前のめりで参加できる
そんな会議のガイドになろう!
 
「リーディングファシリテーター養成講座」
 
12/12(Sat.) 第9期 @新大阪駅すぐ(あと3席)
12/29(Tue.) 第10期 @東新宿駅すぐ(申込受付中)
 
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以前とある医師の方からの問題提起があり、皆さんにもぜひご意見が伺いたく・・・
 
「職場コミュニケーション、どうしていますか〜?」
 
どうぞご自由にご記載願います(個人情報の入力不要、ご意見のみで結構です)