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20週間でイノベーションが起こせる組織開発ガイド

たった20週間で、バラバラだった個人を一つに束ねビジョンを打ち出す「組織開発」プログラムの赤裸々なノンフィクションあれこれ

コミュニケーションの土壌に欠かせない共感の創り方

イノベーターシップに欠かせない"四方良しモデル"の創り方とは? [書評] その2

医療法人の組織活性化に効く!
 
[Sun 10 Apr, 2016] 娘の付き添いで前職の以前の事務所近くを散歩。桜は散れど、暖かくて気持ちが良く、都心とは思えない穏やかさです。
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市ヶ谷 10 Apr, 2016 
 
 
さて、前回ご紹介した「イノベーターシップ」の書評、今回は2回目です。
 
(あらすじ)
イノベーターシップに不可欠な5つの力「未来構想力」「実践知」「突破力」「パイ型力」「場づくり力」を身に付けるためのトレーニング方法と、具体的なケース(5人のインタビュー)が述べられた本書。
 
40代の現場リーダー、マネージャーがどのように組織を動かすか?どのように周囲を巻き込むのか?そのキッカケと実践方法が詰まった「イノベーター`s・ガイド」とも言える一冊。
 
 
本書から「共感し合う組織」づくりを目指すイノベーターのために共有したいポイントを以下に記します。
 
それは・・・
 
1) 同じ組織の中で、個人のWhy?を組織/チームのWhy?にうまく統合する(第1回: 前回)
2) 四方良しモデルにおける各ステークホルダーのベネフィットは?(第2回: 今回)
3) イノベーターシップを身に付けたら、次に何を目指す?(第3回)
 
 
今回は「四方良しモデルを構築する」方法について。
 
 
前回は「未来構想力」と「目的=Why?」の重要性に着目しました。
 
 
目的が明確になれば、次は使命つまりHow?を設計することになります。
 
 
共通善につながるより大きな目的をかかげ、社会の問題を解決するためのモデルを描くことが「未来構想力」ですが、その際、三方良し(自分よし、顧客よし、世間よし)に「未来よし」を加え、サステイナブルな発展を視野にいれる(p.67)ことを「四方よし」といいます。
 
これこそが、イノベーターシップの肝なのです。
 
 
さて、サステイナブルな発展をビジネスモデル・キャンバスで設計する際、いわゆる土台(BMキャンバスでいう収益R$とコスト構造C$)の部分に入るのが”金銭的な要素”だけでは不十分でしょう。
 
 
では、どんな内容を考慮すれば、いずれのステークホルダーにもウケが良くなるものでしょうか?
 
 
その答えとは、自分の設計するモデルに対して、以下の問を投げかけてみることで、明確になると思います(p.68 ②共通善に根差した四方よしのビジネスモデルイノベーションを構想できるか?)。
 
 
1)自分の利益だけでなく、世の中の誰をHappyにしたいのか?
 
「利他」の心こそ、目的を達成する使命の”核”になるものです。
 
 
イノベーションに失敗する多くの組織・プロジェクトにおいては、この「利他」の精神、つまりイノベーションを実現することは「誰のためか?」が十分吟味されていないのではないでしょうか。
 
 
2)ビジネスモデルは、より大きな目的のために進化していくのか?コトづくり、エコシステム、グローバル化などの観点で進化し続けていくものか?
 
最初は小さなモデルであったとしても、例えば地域のため、関連サプライヤーのため、・・・、次は同じ問題を抱える他の地域や、他国のために適用できるグローバル・モデルになっていくとしたら、どんなベネフィットをもたらすべきなのでしょうか。
 
 
或いは、新しいモノでイノベーションを実現出来たとしたら、次はそのモノが生み出す価値によって解決できる他の「コト」、つまりサービスの提供や顧客同士のつながり、関連ステークホルダーの連携など、エコシステムを構想できるでしょうか?
 
 
3)そのモデルは世間へ悪影響を及ぼしていないか?自社の活動や利益のために犠牲になっているものを理解しているか?あるとしたら、どう対処するのか?
 
ビジネスモデル・キャンバス上で仮説構築した際、悪影響や犠牲になっているモノがあるかどうか?
 
 
それらに対処するアイデアまで出し尽くしたかどうか?
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結論として、「四方良し」を達成するために、各ステークホルダーの現時点及び未来の「ベネフィット」を考慮しモデル設計することが重要だということですね。
 
 
つまり、概念としてはこんな感じでしょうか?

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※四方それぞれのステークホルダーに、異なる価値を提供(Value Proposition)出来、それは未来のエコシステム・グローバル化(A, B, C)のために進化していく
 
 
さて、あなたもまずは未来という時間軸も考慮に入れながら、自身の四方よしモデルに登場する4名の「ステークホルダー」の状況(Jobs-to-be-done)を描写してみませんか?
 
※ビジネスモデルとか、バリューとか、ステークホルダーとか、・・・よく分からない〜(泣)という方は、当方の公開資料をご参考にどうぞ。
 
そうは言っても、誰がお客様になるのかがよく分からない・・・(泣)とお悩みですか?
 
 
いい方法があります(笑)。
 
「誰」に、どんな「価値を提供」し収益を得ているのか?
 
ビジネスモデルキャンバスに描くトレーニングを積むことです。
 
 
お互いに学び合いながら、イノベーターシップに必須である
 
ビジネスモデルキャンバスも、
バリュープロポジションキャンバスも、
 
たった1日で習得してしまいましょう。
6/5(日) 相手のビジネスを構想できるコンサルタントになる
 
 
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LMDPヘルスケアデザイン入門セミナー
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(近日発表)
 
 
 
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先週、宿泊したのが伏見稲荷の近くでしたので、せっかくですから参拝。
 
いやぁ、京都駅周辺と同様に、すごい数の外国人観光客さんで賑わっていました(驚)。